MasamiKondo キレイworld

写真家 近藤雅美と何気ない"ニチジョウブンノイチ"のこと

建築写真撮影 シフトレンズの使い道2

前回→シフトレンズの使い道 

少しだけ触れたのですが、今日も少しだけ^^

小出しにしますw

前回は高さの事を書きましたが

今日は広さのこと

後に下がれないけど、全体がわかる写真が欲しい

とご注文があった時

目一杯下がって、超広角レンズを使ってもこのくらいの範囲しか入らない場合

どうする?

16mmレンズでこの範囲 16mmってすごく広く撮れるから床もこのくらい入って
天井もこのくらい入るくらい広く撮れるんですが、今回は後に下がれない
カメラ縦にすると横が見えない・・・状況

撮影現場ではよくあることなんですが、この場合キッチン横に本棚がついていて
うえは吹き抜けがあってそこも撮りたい。カメラは上に振ったり横に振ったりしたくない、つまり歪めたくない

そんな時、シフトレンズの出番なんですね 

こんな感じに撮ります

ジャン!

見せたかった本棚、吹き抜けの様子まで入れることができました。

光軸をずらすことができるレンズなので、少しずつずらしてずらして、合わせます

つまり三脚の場所は変わらず光軸だけずらすだけで、真ん中はずれないので写真を重ねやすくなります
これで20カット以上重なってるので、相当なデータ量の作業になってしまいます。

1カットにつき100MB以上あるので、PCつらそう...😂

で真四角に近い写真が出来上がります。

あとは縦にトリミングして使っても、横にトリミングして使っても広い範囲が残せるということに^^v

ただ、使い方やレンズの感覚、写真に入ってくる線の感覚などを熟知していないと、うまく仕上がらないこともあるので、注意です。

並べるとよくわかります。

これは横ベースで撮っているのですが、縦のベースで撮影しても面白いかもね。

撮影に時間がかかるので、多用することはないですが、お願いされた時だけ頑張りますw

 

建築写真っていろんな工夫をしているって裏側のお話

苦労しても何しても、普通に感じて(見える)もらえるように努力します。

 

今回使ったレンズ↓

 


 

 

...

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